静岡県議のマスク転売は何が問題なのか、分かった上で怒ってる?


どーも、ベンチャーで管理職をしている、とまほーく(@tomahawkch)です!

静岡県焼津市選出の、諸田洋之静岡県議がマスクをネットオークションに大量出品して話題になりましたね。

このご時世、マスク不足が叫ばれる中で、道義にもとるという声が非常に多いようです。

でも、ちょっと待ってください。

センセーショナルな見出しに踊らされず、きちんと中身確認してみましたか?

こんなご時世だからこそ、デマに踊らされないように情報の中身は自分で確認して、その上で判断したいですよね。

今回のマスク騒動の件、内容をきちんと調べてみると、私的にはいくつか納得できる点がありました。

何が悪かったのか、私なりに問題点を整理してみようと思います。

そもそも県議って会社持てるの?

まず、マスク転売の前に「県議って会社持てるの?」というのが一番最初に浮かんだ疑問でした。

県議がマスクを転売、というニュースだけ聞くと、市の備品とか、あるいはどこかから仕入れてきたものを個人的に転売したものだと思いますよね。

しかし、どうやら転売ではなく、県議が所有する貿易会社の在庫品を販売した、ということのようです。

それを聞いて、

とまほーく
とまほーく

え?転売以前に、県議って会社持てるの?兼業とかそういう決まりってないの??

とまず思いました。

無知を晒しますが、県議って公務員で、副業とか兼業が出来ないもんだとばかり思ってました。

企業の代表と兼任できるんですね。

一応調べてみましたが、県議のことについて詳しいページがあまりなく、良く分かりませんでした。

総務省の資料にそれらしき情報が一部ありましたが、どうやら会社を持つのは大丈夫みたいですね。

【総務省の資料】
https://www.soumu.go.jp/main_content/000451020.pdf

これは今回の件が無ければ一生知らない可能性があったので、マスクの転売とは関係なく、一つ勉強になりました。

多くの人の批判を見ていると、「議員なのに」とか「県民を何だと思ってる」みたいなコメントが非常によく目立つのですが、そもそもそう言ってる人たちは県議って何してるか知ってるんでしょうか。

私は上述の通り、全然知りませんでした。ゴメンなさい。

でも少なからず私は、怒るなら、もっと県議会議員というものについて詳しく知ってから怒るべきだな、と思いました。

ネットオークションで販売する合理性について

次の問題点は、マスクをネットオークションで販売していたことについて、本当に問題だったのかどうかを考えたいと思います。

分かりやすく、県議という属性は切り離してしまいます。

単純に事業として考えた時に〇なのか×なのか、という話ですが、これは個人的には〇だと思っています。

というのも、以下の3点において、事業上のプラスの評価があります。

  1. 高く売れる
  2. 死に在庫を捌ける
  3. 世間からの追求リスクをある程度下げられる

今はどこもマスク不足ですから、もちろん値段をつけて販売することもできたと思います。

でも需要があるからと言って、このタイミングで必需品を高値で販売するというのは、商売上合理的であってもなかなか憚られる行為だと思うんですよね

それこそ嫌われている転売ヤーってやつですよね。

しかし、商売ですから、もちろん利益を出さないといけないといけません。営利企業は慈善ではやっていけません。

そういう意味で、今回のネットオークションは理に適っていると思います。

価格の決め方としてのネットオークション

まず、購入者の価値観に委ねるという点で、需要があれば金額がつり上がっていきますから、ある意味市場のニーズとマッチした適正な価格で販売できます。

資金力がある人しか買えない、という反論を持つ人がいるかもしれませんので言っておきますが、ネットオークションって元々そーいうもんです。

例えば、いま文句言っている人は、普段ガンプラがどれだけ高値で出品されていても、文句つけないと思うんですよね。

欲しい人が買ってるんだから、それでいーじゃん?私は別にガンプラ欲しくないし、って大半の人は思うんじゃないでしょうか。

でも、欲しいと思ってる人は、それが妥当な金額だと思って買うわけですよね。

ネットオークションってのは、元々そうやって需要と価格のバランスが決まっていくわけですから、最終落札価格が高額である、という点は今回の騒動では問題ではありません。

大体、じゃあ1円で販売すれば良かったんか??って話ですよね。

赤字だけど世の中の幸せを願って1円で販売しました!という美談があるとすれば、それは本人が望むからやるのであって、他人が強要するのは話が違いますよね。

「お前の商売は儲からなくていい。お前がその後の生活でどうなっても知らん。緊急時だからとにかく俺に安く売れ」なんてことを強制させられたら、商売人は全員コロナにかからずとも死にます。

もちろん、転売となれば話は全く変わりますが、今回はただ、会社の在庫を販売するための手段としてネットオークションを利用した、というだけです。
別にそれは悪くないだろう、と私は思うわけです。

死に在庫を捌ける

特に今回出品されたマスクは、10年くらい前に大量に仕入れたものと言いますから、古い商品ですよね。

古い商品だから値段を付けるのが難しく、市場の皆さんに価格を決めてもらおうとネットオークションに出品した、と本人が会見で話しています。

この商品を買いたいと思う人が、ネットオークションで自分で値段を付けて買うわけです。

商売としては、妥当な判断じゃないでしょうか。

結果として倉庫にあった死に在庫たちが、今回の出品で売れに売れる。これを〇と言わず何と言うのか。

リスクも回避できる

さらにネットオークションを選択したもう一つの合理性として、今回のように出品が露見して取り上げられた時に、自分自身で価格を付けたわけではない、という説明ができる点です。

有り体に言えば、「言い逃れできる方法であった」ということですね。

世間の追及を逃れきれずに、社長を辞めるという結果にはなりましたが、これが転売だったら、県議辞職まで逃れられなかったと思います。

在庫をたくさん持っているから、それを捌くためにオークションにかけること自体は、商売としては普通の発想であることは皆さんご存知の通りです。

私は、今回の騒動で、ネットオークションが使われたというのは、経営者の判断として何もおかしいことではないと思いました。

メディアは、ネットオークションはマスクを高額で転売するための口実だ!という口調で報道をしますが、そもそも自社の在庫売るのは転売って言わないので。

今回の件は転売ではないのです。そこを履き違えてはいけない。

古いマスクって衛生的にどうなんだという問題

ただまぁ、ネットオークションを使うこと自体は〇だと思うんですが、今回はそれとは別の問題があって、それは「マスクが古い」ってことです。

10年前くらいのマスクってことで、結構古いんですけど、それって衛生的にどうなるんでしょう?

多分倉庫に眠っていたものですし、箱や包装に入っているでしょうからそこまで痛むものでもないとは思いますが、専門家ではないのでその辺は分かりません。

イメージ的にはちょっと嫌だけど、でも今は使い捨てマスクを洗って再利用するなんてことも行われている時ですから、そんなことも言ってられない、というのが実情でしょうか。

県議におけるモラルという観点

さてお待ちかね、多分世間のみなさんが一番の関心は、ここだと思うんですよね。

一番思考停止で非難しやすいところです。

なぜ、手に入らない人が多くいる中で、のうのうと個人的に商売してるねん、あんた静岡県民を幸せにしてくれる人ちゃうんかい、と。

そして、ここはもちろん、とまほーく的にも×です。いや、超×です。

先程まで理屈をコネまくっていたとまほーくも、ここには理論などありません。感情で×!許さん!思考停止!思考停止!

みんながコロナに対抗するためにそれぞれ努力している中で、それを踏みにじるような行為であり、県議という立場を考えても道義的にNGなのは間違いないでしょう。

今回の騒動において、何が一番問題だったかと聞かれたら、私はここを推します。

CSR(社会的責任)の観点

しかし、ちょっと安心した面もありました。

これは会見で知ったのですが、実は販売以外に、一部医療機関へのマスクの寄付をしているようなのですね。これは単純に素晴らしいことです。

先程も言いましたが、営利企業は慈善じゃ食っていけないわけです。寄付って赤字ですから。

利益度外視して寄付をするという選択肢は、社会的には素晴らしいことだと分かっていても、なかなか実行できることではないのです。

今回の騒動のおかげでマスクの売上自体も寄付することになったそうなので、結局大きな赤字だと思いますが、この判断には拍手を送りたいと思います。

まとめ

上記、色々問題点になりそうなところをできるだけ整理してきましたが、結果として個人的な感想は、うーん……

とまほーく裁きプラマイゼロ!!!

問題を整理してみると、別に公共のものを転売しているわけでも無し、経営者として在庫品をオークションに出品する判断をしただけと言えるでしょう。

ただ、それがたまたま県議員との兼任であり、実際に入手できない人たちがいるなかで道義的にどーなんだという観点で、最終的には大ブーイングでも仕方ない内容でしたね。

私はどちらかと言うと、会社を手伝っているという奥さんの方が心配です。

近所から絶対白い目で見られるし、近所付き合いを重視している層はもれなくワイドショーを見ているため(偏見)偏った情報で批判する可能性が高いからです。

また、この問題を自分の中で整理してみて気付いたのは、そういった「何が問題なのか」、というのを分かりやすく切り分けたり深堀りせず、全部悪いことだと一緒くたに報道するワイドショーとかが最大の悪なんじゃなねーの?とも思いました。

自分が何に怒るべきなのか、どこまで許せるのか、というのを、きちんと自分の尺度で判断して、自分の考えとしてモノを言える人間になりたいですね。

このブログを読みに来てくれるような人は、きっと己の中での価値観で、己にとっての正しい判断ができる人であろうと思います。

どうか、偏った情報、作られた情報に重要な判断を任せたりしないよう、切に願います。

拙い意見でしたが、あなたの考えの一助となりますように。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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